長期優良住宅 床下有効空間の確保

とうとう桜も終わってしまいましたが、
今からは新緑爽やかな季節となりますね。

長期優良住宅には、床下に潜っての点検をしやすく、という意味で
床下有効空間を330㎜確保、という、性能評価にはない独自の基準があります。
和室床下げの部分など、GL~400の基礎高さでは基準を割ってしまうことがあり、
その場合は、断熱材を充填して床下空間を無くしてしまう、という方法をよくとります。
木ではなかなか都合よくぴったり埋められないし、コンクリートも重いし大変ですからね。

先日、大仏さんで有名な県のお客様からの依頼で長期優良住宅を担当したのですが、
役所の方より、隙間を埋めるのは断熱材では不可、土か木かコンクリートでないと認められない!と
言われたとのことで、対応の相談がありました。
過去何十件もいろんな審査員の方々を相手に断熱材充填で通してますし、
今回の分は役所に審査依頼した物件ではなく、他の審査機関で審査済の物件です。
そもそも長期優良住宅の審査基準は一定な訳で、全国一律で認められないならそれはそれでよし、
何県では認められるがうちの県では認められない、なんてことはナンセンスではないでしょうか。

なにかいろいろと腑に落ちないものを感じた出来事でした(笑)